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【ECCUBE4系】フロント側の全twigで参照できる変数を作る

こんにちわ。
今回はtwigの変数についての投稿です。

twigで値を参照したい場合、通常であればControllerで値を取得し、returnしてtwigに渡しますよね?
でも、sessionやcookieに格納している値を全画面で利用したいなーと思うと、全画面のControllerとtwigの修正を行うとなると、それなりの工数がかかりますよね。

例えば、Customerがログインを行なった場合、認証が通った後で会員の今までに購入した金額によって

  • 今までの購入金額が1万円未満の場合は、Aグループに所属するCustomer
  • 今までの購入金額が5万円未満の場合は、Bグループに所属するCustomer
  • 上記以外の場合は、Cグループに所属するCustomer

と言った具合で条件を設定し、それでtwig側で出力する文言を変更したいです!なんて要望があった場合、数箇所であればControllerから値を渡すでもいいと思いますが、フロント側全体で文言の出しわけをして欲しいという要望があると、twigの修正は仕方ないですが、Controllerも併せて全修正するのは大変です。

そこで、今回も出てきます、EventSubscriberです!
みんな大好き、EventSubscriberです!

 

ログイン時の処理を作成する

今回は一例で紹介させて頂きますので、詳しいコードは割愛します。

ご担当の案件の要望に合わせて、customer_groupをキーにsessionにお好みの値を保持してください。

 

twigで参照する変数を作る

ここからが今日の本題です。

まずは、以下のようなコードをapp/Customize/EventListener配下に作成してみましょう。

 

<?php

namespace Customize\EventListener;

use Eccube\Request\Context;
use Symfony\Component\EventDispatcher\EventSubscriberInterface;
use Symfony\Component\HttpKernel\Event\GetResponseEvent;
use Symfony\Component\HttpKernel\KernelEvents;
use Twig\Environment;

class TwigInitializeListener implements EventSubscriberInterface
{
    /**
     * @var bool 初期化済かどうか.
     */
    protected $initialized = false;

    /**
     * @var Environment
     */
    protected $twig;

    /**
     * @var Context
     */
    protected $requestContext;

    /**
     * TwigInitializeListener constructor.
     *
     * @param Environment $twig
     * @param Context $context
     */
    public function __construct(
        Environment $twig,
        Context $context
    ) {
        $this->twig = $twig;
        $this->requestContext = $context;
       
    }

    public function onKernelRequest(GetResponseEvent $event)
    {
        if ($this->initialized) {
            return;
        }
        if ($this->requestContext->isFront()) {
            $this->addGlobal($event);
        }

        $this->initialized = true;
    }

    public function addGlobal(GetResponseEvent $event)
    {
        $customerGroup = $event->getRequest()->get('customer_group');

        $this->twig->addGlobal('customerGroup', $customerGroup);
    }

    /**
     * {@inheritdoc}
     */
    public static function getSubscribedEvents()
    {
        return [
            KernelEvents::REQUEST => [
                ['onKernelRequest', 7],
            ],
        ];
    }
}

これで、twigから参照する処理は記載できました。
今回は、TwigInitiializeListenerで認証処理が完了した後に実行したかったので、Priorityは7に設定してあります。

 

twig側で参照する

ここまでできたら、あとはtwig側に処理を書くだけです。

{% if customerGroup == 'A' %}
    <div>
                <p>今月末までに1万円以上買っていただけると、お得意様になります。</p>
    </div>
{% elseif customerGroup == 'B' %}
        <div>
                <p>今月末までに5万円以上買っていただけると、超お得意様になります。</p>
        </div>
{% else %}
        <div>
                <p>あなたは現在、超お得意様になります。</p>
        </div>
{% endif %}

これで、全twigでcustomerGroupが参照できるようになっているはずです。
もちろん、Controllerが用意されていない静的ページからでも参照できます。

EventSubscriber便利ですね!
みんな大好き、EventSubscriberです!!!(2回目)

twigに渡す変数、各Controllerから渡す前に、EventSubscriberで使い回す道を検討してみませんか?

Requestのお供に、EventSubscriberをぜひよろしくお願い致します。