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【Shopify】検索結果を商品のみ表示したい

Shopify標準では検索は、オンラインストア内で特定の商品、ページ、またはブログ記事を検索して見つけることができるようになっています。
しかし、そもそもブログ機能を使わなかったり、シンプルに商品だけ表示させたい、というケースも多いと思います。

liquid上で検索結果ページのproduct-cardを回している箇所を探し、
{% if item.object_type == ‘product’ %}と絞ることで、ブログ記事を除いた商品のみ表示させることは成功しました。
しかし、検索結果の表示件数には反映されませんでした。
これではユーザーが戸惑ってしまいますよね。

search.results_count や search.results はすべての検索対象(商品・ブログ記事・ページなど)を含んだ数を返すため、表示件数にもブログ記事がカウントされてしまうという問題が起きているようです。

そこで今回は、検索フォームのURLに type=product を加える方法を試してみます。
この方法では search.results_count や search.results に含まれるデータも商品だけになるので、「表示件数に反映されない問題」も解決します。
また、コードはシンプルで1行追加するだけ、フィルタ処理やループの条件は変わらないため、不要になれば元に戻すことも簡単です。

type=product を含める変更:

<input name="type" type="hidden" value="product" />

例:

<form class="search-form" action="/search" method="get">
 <input name="q" type="search" placeholder="検索ワードを入力"> 
 <input name="type" type="hidden" value="product"> 
 <button type="submit">検索</button>
</form>

これにより、検索結果ページに商品のみ表示されるようになり、同時に正確な検索結果件数になりました。
注意したい点は、既存リンクやシェアされたURLが type=product を含んでいないと効果がないため、他のページやバナーからのリンクが /search?q=〇〇 のままにならないよう、すべての検索導線で type=product を統一する必要があります。
メリット・デメリットを確認した上で参考にしてみてください。

 

type=product が使えるケース:
・商品以外の検索結果(記事やページ)が邪魔になっている
・ユーザーに商品だけを探してほしい(例:EC特化の店舗)
・商品数が多く、ブログやページはほとんど活用していない

避けた方がいいケース:
・ブログ記事や固定ページに重要なコンテンツが多い
・検索で商品以外のコンテンツ「ガイド」「配送方法」などを探す人が多い
・SEO対策でブログ記事がSEOや販促で活用されている