Case

構築事例

「ついで買い」を加速させる。
通常・定期混在の複雑な送料無料ルールをEC-CUBEで実現!

美容・健康食品特化型D2Cブランド運営企業

食品/健康

工期:6カ月
開発体制:ディレクター1名、開発担当者2名

美容・健康食品特化型D2Cブランド運営企業

プロジェクトの背景・課題

健康食品や化粧品を扱うECサイトでは、新規顧客向けの「通常購入」と、リピーター向けの「定期購入」が混在します。
こちらのケースでは、販売戦略上「特定の定期コースを1点でも含み、かつ注文全体の合計金額が4,500円以上の場合に送料無料」という、顧客にとってお得な送料体系を目指していました。しかし、当初の実装では「定期コース単体で4,500円以上の場合のみ送料無料」という、意図しない条件で計算されてしまい、お客様から「送料無料になると思ったのに送料がかかっている」というお問い合わせの原因になっていました。

達成に向けたアプローチ・協議

EC-CUBEの送料計算は、本体のコアロジックや複数のプラグインが複雑に連携して動作します。まず、既存の送料計算ロジックをソースコードレベルで詳細に解析し、どのタイミングで、どの商品の、どの価格情報を基に計算されているかを徹底的に洗い出しました。その結果、定期購入商品と通常購入商品の価格を合算する前の段階で送料無料判定が行われていることが判明。この調査結果を基に、正しい判定タイミングと計算ロジックをお客様と再定義し、修正開発を行いました。

実装・カスタマイズ

送料計算処理にフックポイントを設け、独自の判定ロジックを割り込ませるカスタマイズを実施しました。
具体的には、カート内の全商品の合計金額を算出した後に、カート内に「定期コース」に該当する商品が含まれているかをチェックし、両方の条件を満たす場合に送料無料フラグを立てる、という処理を追加しました。これにより、プラグインのアップデートによる影響を最小限に抑えつつ、要件通りの複雑な送料無料条件を実現しました。

成果

  • 顧客満足度の向上

    意図通りの送料適用により、お客様の混乱やクレームが解消されました。

  • 顧客単価(AOV)の向上

    「定期コースと他商品の合わせ買いがお得」というインセンティブが正しく機能し、売上に寄与しました。

  • 運営業務の効率化

    送料に関する問い合わせ対応の負担が激減し、担当者がより創造的な業務に注力できる環境が整いました。

ジョーレンより

このカスタマイズは、通常購入と定期購入、あるいは通常商品と予約商品など、性質の異なる商品を同時に販売する全てのECサイトに応用可能です。
特に「特定の商品カテゴリが含まれていれば、注文全体の送料ルールを変更する」といった複雑な要件を持つ場合に有効です。
EC-CUBEの標準機能では対応が難しい送料体系も、的確なカスタマイズによって柔軟に実現できます。